Global Greens 2017 in Liverpool 日本派遣団ブログ

第四回Global Greens Congress in Liverpool 日本派遣団のブログです。

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2日目 報告 自治体議員交流会

2日目のディナー会場に、各国の自治体議員が集まるテーブルが作られました。私の隣にはスウェーデン人のビビアンさん。グローバル・シニア・グリーンズのメンバーです。グローバル・ヤング・グリーンズの存在は知っていましたが、シニアの部もあるのですね! さて、スウェーデンと言えば、「女性の参画」。現在、スウェーデンで女性議員が占める割合は50%です。かつて、スウェーデン緑の党はその目標を40%としていたのですが、目標に達成したため50%に引き上げたそうです。その目標も達成したのですから素晴らしいですよね! 私が「日本の女性議員は全体の10%ですよ」と話したところビビアンさんのコメントは、「スウェーデンの100年前と同じね」。・・・と言うことは、私が生きてる間には50%に達しないということ? ショックに陥っているとビビアンさんは「大丈夫よ、すぐに達成できるわよ。」と、(とりあえず)慰めてくれました。

 スウェーデンで女性議員が増えた理由を訪ねると、「全ての教育が無償で行なわれるから」という答えが返ってきました。ちなみに、選挙に立候補する際もほとんどお金がかからないそうです。日本の供託金制度の話をすると「なんで払う必要があるの?」ととても不思議がっていました。

 全ての教育を国の責任で行ない、未来に貢献する人材を育成する。そして、誰もが立候補しやすい環境を整え、より開かれた政治、より良い社会を目指す。そもそもの考え方が全く日本と異なるのですね。これを変えなければ、女性議員50%を日本で実現するには、本当にあと100年かかってしまうかもしれません。

 その他にも私のテーブルにはスロベニア、ドイツ、UK、スペーン、ポーランド等の自治体議員がいらっしゃいました。井奥さんは選挙運動の様子(選挙カーやたすき姿等)の写真を皆さんに見せていました。日本はさぞかし不思議な国に映ったことでしょう。緑の党だけでなく、日本はもっと沢山の国の文化と価値観を学び、「ここが変だよ、日本」を変えていく必要があると思いました。

(千葉県成田市議 会津素子)

 

 

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