Global Greens 2017 in Liverpool 日本派遣団ブログ

第四回Global Greens Congress in Liverpool 日本派遣団のブログです。

Global Greens Congress 2017 in Liverpool日本派遣団ブログ

3日目 香川県高松市議 太田あゆみさんの報告

4/1 午前中、全体会は緑の政治の民主主義。投票行動を含む様々な方法で、市民が政治に関わる土壌作りの必要性。中央アフリカブルンジのアネ・マリーさんの「人々はどのように民主主義に参加するかを知らなかった」という言葉に、世界にはまだ閉ざされ、迫害され続ける人たちがいることを忘れてはいけないと思った。また、NZでも市民の政治への関心の低さが問題だという。わたしは、一地方議員として、関心の持てる政治を広げていく責任がある。
 
午後は食の問題に関する分科会と、森林の分科会に参加。森林の分科会では、インドネシアのパームプランテーションの大規模開発による森林破壊、森林火災、それによって引き起こされる温室効果ガス排出の問題についての提言。パーム製品はヨーロッパ、アジア、もちろん日本でも大量に使われている。わたしたちが、製品の向こう側にある、地球の状況を把握して製品を正しく選択することが大切なのだと改めて実感。そして、知識を広げるのが、わたしたちの役割。プランテーション開発大企業の進出で、文化も環境も食べるものも、すべてが変わってしまった、と。その要因のひとつが、わたし自身の生活なのだということを忘れてはならない。
ポーランドからは、ヨーロッパでも珍しい森林国であることの報告。国土の大半を美しい森林や国立公園が占める。多くの生物が棲み、植物が芽吹く。日本でこのような森を取り戻すことは可能なのだろうか。隣に座ったイギリス人男性に、日本ではアメリカの基地建設のために、沖縄の美しい森が失われていると話すと、「どうすれば止めることができるのか真剣に考えるべきだ」と。
 
わたしたちは、ひとつの地球にほんの少しの間、住まわせてもらっている。破壊や争いは必要ない。自分の生活行動の向こうにあるものに、しっかり目を向けなければと強く思った3日目であった。
(太田あゆみ)
写真は朝一番の思いを語る太田さん(右)と会津素子さん(左 千葉県成田市議)

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